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シャルルのlovely日記

私と旦那様のえっちな日常

水着とキャンプの計画
目次一覧
私と旦那様の日常
~海でLoveLoveキャンプ編~
1話「水着とキャンプの計画」

 今日は久しぶりにショッピングモールでデート。
 地域最大のショッピングモールだから思った以上に人が多くて、あっちこっちのショップで買い物や見て回っている人がいるけど、私は旦那様とお手手を繋いでラブラブ。人の目なんて気にしていない。ラブラブ過ぎて、今すぐチュッチュッキスをしたいくらいだ。
 
 デレデレしながらお洋服を見て良いたら、遠くの方で水着を売っているのが目に入った。

 季節は初夏。

 私は朝から晩まで仕事しているから少し季節感に疎いところがあるけれど、もうすぐ真夏になる。
 真夏と言えば、ずっと前に日本海の旅行で約束をした海水浴。

「ねぇ。あっちに水着売ってるよ。わたし見たい」

「ん? 水着?
 今日は俺の服を買いに来たのだから、あとでね」

「見たい。見たい。み、た、いー!」

「あとでね」

 旦那様はあの時の約束を忘れてしまったのか。

「やーだー。やーだー。
 今、見たいー。
 今ー見ーたーいー」

 海水浴に行く水着を見たいと言っても、旦那様は興味無さそうだから手を引っ張って駄々をこねる。

「本当、子供なんだから。
 まずは俺の服を買ってから。
 水着はあとで」

「ゔ~~
 見~た~い~。見~た~い~。
 見ないなら泣いちゃう~
 うわぁ~ん。 うわぁ~ん。
 日本海へ旅行に行った時、海に行こうねって言ってたのに~
 うわぁ~ん~ 
 海いきたい~」

「ねぇ。大声で泣き真似して恥ずかしくない?
 通りすがりの人に変な目で見られているよ。
 泣き真似して甘えなくても、約束はしっかり覚えているし、そんなに水着を見たいの?」

「うん。見たい」

「そんなにセクシーな水着が見たいなら見てみようか」

 そうして、海水浴に着て行く水着を見ることにした。
 
 ラブラブでお手手を繋ぎ、水着を売っているショップに入ると、先ほどまで興味なさそうだった旦那様が私をそっちのけで自分のビキニでも買うように物色し始めた。

「すけべ」

「え? なんで?
 俺はただ単にどんなビキニが似合いそうかなぁって見ていただけなんだけど」

「嫌らしい目で見てる。
 ビキニは下着じゃないのだから、えっちなやつなんて絶対買わないからね!
 普通に可愛い水着で良いんだよ。普通に可愛いやつで…」

「そんなにえっちなやつなんて探してないよ。
 こうおっぱいがバインバインってボリューム感が出るようなものを…」

「それが嫌らしいって言っているの。もうすけべなんだから~
 うふふ… 
 見たいのは、こういうのでしょう?」

 如何にもセクシーなフリルのネックホルターで、胸の谷間を強調するようなビキニを手に取って旦那様に見せた。

「いいね~。そういうのが良いよ」

「いやだ! 
 如何にもって感じがするからダメ。残念でした~
 うふふ… 」

 旦那様が喜びそうなビキニを取って遊んでいたら、店員さんがこっちをチラチラ見始めた。

「ほら、店員さんがへんたいカップルが来たってこっち見ている。
 もう大人になっていつまでもギャルじゃないのだから、普通に可愛い水着で良いんだよ」
 
 そう言っても旦那様は店員さんの視線を気にせずセクシーなビキニを手に取って見せて来る。
 私は嫌らしい旦那様を無視しながらも、旦那様が喜びそうな王道のデザインを選び、上は三角ビキニで紐で結ぶホルターネック、下は紐パンのようなタイサイド、セットにメッシュのキャミソールとヒラヒラのミニスカートが付いている常夏を思わせるような可愛いビキニを選んで買った。

 
 ―――数日後。

「ただいま~」
 
「おかえり。
 今、テントの張り方を勉強していたところなんだけど、テントの中に入って見る?」

 仕事から家に帰ってくると、旦那様がテントを広げて遊んでいた。

「どうしたの、このテント?」

「海行くから」

 話がかみ合っていない。

「どういうこと?」

「この前の日曜日、会社の人とバーベキューに行ったでしょう。
 その時、主催したのが、キャンプが趣味の人で、いろいろ話を聞いていたら、いらなくなった二人用のテントをもらったんだよ。帰りに会社でテントの張り方を教えてもらったのだけど、忘れない内もう一度やってみようかと思って、今広げて見ていたところ。
 あとね。その人がキャンプ愛好会に入ってくれるのなら他のキャンプ道具も貸してくれるって言うから、入ったよ。今度の日曜日、キャンプの勉強も兼ねて、またバーベキューに行ってくるね。」

 旦那様のコミュニケーションの高さに驚くけど、旦那様がキャンプに行ったら私一人でお留守番になる。

「ずるいー 」

 私一人でお留守番なんて絶えられない。そう悲しんでいると

「なんでそんなに寂しそうな顔をするの? 日曜日は俺休みだけど、そっちは仕事でしょう。
 キャップに行くって言っても日帰りのバーベキューだし、キャンプの勉強も兼ねてって今言ったよね。夜には帰ってくるよ。それとね。ボク良いこと考えたんだ~

 それはね~ 

 海でキャンプーーー! 

 しかも一泊二日! 

 飽きるまで太陽光線を浴びながら太平洋に入水できるよ」

 世間ではキャンプが流行っているって聞くけど、そんなに楽しいものなのだろうか。
 海水浴に行くのは楽しみだけど、私はキャンプやバーベキューをしたことがないから分からない。
 キャンプをした人に話を聞くと、みんな揃って楽しいって言うからきっと楽しいのだろう。

「海でキャンプかー。
 どんな感じになるのか分からないけど、楽しみにしてるね」

「うん。楽しみにしてて。
 バーベキューで焼く肉の串焼きは美味しいし、アメリカンスタイルで焼くステーキも美味しかった。
 夜はキャンプファイヤーが雰囲気出て良いらしいから、キャンプファイヤーもやってみたいなー。
 あと、夜の海で花火やると、最高に綺麗って言っていたから花火もやろう。
 朝食にはBLTサンドが最高って言っていた… 」


 その後、店が忙しくなる夏の繁盛期前に連休を取って、海へキャンプに行くことになった。

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