全話・ 1話~78話
前回の話・78話「 新触感!水風船のような純金袋 」
79話 ホイップクリームでえっち編 その1
「旦那様の裸エプロンとケーキ作り」
※約3500字
◇
―――翌日の夜
レストランの営業が終了してから一人でレジを締めていたら、ふと昨夜のとても幸せになった肌の戯れを思い出してしまい、もう店には誰もいないのに顔を紅く染めてしまった。
顔を紅く染めながらも、今夜も心地好い肌の戯れをしながら旅行中に撮った写真を選びたいと、えっちな想像を膨らませた。
えっちな想像を膨らませている内に、旦那様の肌の温もりが恋しくなって、気分がムラムラして来たから、急いでレジを締め、想像を膨らませながら家へ帰った。
「ただいま~」
「おかえり~」
えっちなこと考えつつも、いつもと変わりなく帰りのあいさつを玄関で済ませると、何だかキッチンからシャカシャカと泡立て器で何かを作っている音が聞こえた。
なんだろう…
いつもなら旦那様はお風呂上がりでくつろいでいるはずなのに何か作っている。
今日は遅い時間まで残業して帰りが遅くなってしまい、今晩御飯を作っているのかなとキッチンへ足を運ぶ。
「へんたい!」
旦那様は素っ裸の上にエプロンだけをかけた『裸エプロン』の姿で何かを作っていた。
「ん~なんだろうな~、ただいまの次にへんたいって。とても僕に失礼だと思わない?」
「ううん。失礼じゃないよ。だってへんたいなんだもん。
うふふ… どうして、裸エプロンなのかな? 」
「今、お風呂から上がったばかりだから」
「意味がわかんない。いつもならお風呂上りは下着をつけてパジャマ着てる」
「うん。そうだね。僕が少し言葉足らずだった…。正しくは、まだお風呂に入っている際中…」
「また意味わかんないこと言う。どういうこと?」
「どういう事って、今ケーキを作っているところ。
今日、会社の知人から冷凍のスポンジケーキをもらったから、ケーキ作ろうと思って、帰りにいちごと生クリームを買って来たんだけど、ケーキなんて作ったことないからどうしようなって悩むながらお風呂入っていたら、何かピンっと閃いて、忘れないうちに今イチゴケーキを作り始めたところ」
「ふ~ん~。 それで今ホイップを作っていたところなんだー」
「そう! 裸エプロンでホイップ作り!」
旦那様は何を思ったか変なポーズつきで答えてきた。
「うふふ… へんたいさん。 裸でいたら風邪ひくよ!」
「大丈夫V! なぜなら… 裸エプロンでホイップ作り! だから」
旦那様は片手でボールを抱えながら、もう片方の手でピースサインを作り、変なポーズを私に見せながらそう言ってきた。
私も裸エプロンをする時があるけど、旦那様は何かへんたいチックに目覚めて、裸エプロンがお気に入りになってしまったのだろうか… 少し怖い…
ともあれ、今は旦那様がケーキ作りをしていることが肝心。手伝ってあげなければ…
「うふふ… へんたいさん。
実は手でシャカシャカしなくても、電動の泡立て器ならあるんだな。うふふ…」
「え? そうなの?… それを早く言ってよ」
「早く言ってよも何も、私は今帰ってきたばかりで今裸エプロンでいることを知ったんだよ。へんたいさん」
「そんなにへんたい、へんたいって言わないでよ。
そんなことより電動の泡立て器があるなら出して、早くイチゴケーキ作らないと眠るの遅くなっちゃう」
「こんな時間に、ケーキ作りを始めたのが悪いんじゃないかな…
ねぇ、イチゴケーキってイチゴをカットして乗せるだけのケーキ?」
「うん。そのつもりだけど… 」
「うーんー、そっかー。
電動の泡立て器はあるけど、しぼりが無いから、綺麗に仕上げられないかも…
もう、仕方ないな~、私も手伝ってあげる~」
旦那様が裸エプロンでいた衝撃で、思い出の写真を見ながら肌の戯れをしたかったことなど忘れて、今夜は仲良くケーキ作りをすることになった。
「でも、どうしてイチゴケーキなの? 実家ではケーキを作らないけど水菓子なら作ったことあるでしょう? その用量でケーキも作れるんだよ」
「うん。ゼリーを作ってスポンジに挟めるか、ゼリーの上にスポンジを乗せるのも考えたんだけど…
一番簡単かなって思って…」
「簡単だけど… 道具がないよ」
「道具がないからポン乗せ出来るイチゴケーキなんだよ」
「そんなことだと思った。
じゃあ、私が生クリームを泡立ててホイップを作るから、二層になるようにスポンジを切って、イチゴもきれいにへた取って、スポンジに挟められるようにスライスしてね」
「うん。わかった」
旦那様がいちごを切り始め、私は電動の泡立て器でブィーンと生クリームを泡立てホイップクリームを作る。
ホイップクリームを作りながら、旦那様がいちごを切っている後姿を見たら、へんたいチックなのにさらにへんたいチックに見える。
旦那様を前から見るとエプロンがあるから裸エプロンって分かるけど、後姿はエプロンの肩掛け紐だけだから、何となく旦那様が紐で結ばれて縛られているようにも見える。
さらに、一歩下がって、へんたいチックな旦那様の姿を足のつま先から頭の天辺まで眺めると、引き締まったお尻の間から、無毛の金袋がブランブランとぶら下げているのが見えた。
その姿は、まさにへんたいだけど、どこか変にエロいて言うか、変にムラムラしてくる。
へんたいチックな旦那様を確認するように見ていたら、あっという間にホイップが完成した。
「こっちはできたよ。いちご切り終わった?」
「うん。こっちもできた」
「じゃあ、切ったスポンジを大きい平皿に乗せて」
「その前にホイップの味見したい」
旦那様がそう言うと指でホイップをすくい、ペロッと舐めて味見をした。
「美味しい! さすが俺! 調度良い甘さ加減が素晴らしいね!」
旦那様がとても満足した様子で、また味見をするものだから、私も釣られて味見をしたくなり、ペロッと味見をした。
「美味しい!」
私はそのまま旦那様から引き継いで生クリームをホイップクリームにしたから、思いの外、美味しかったので少し驚いた。
「でしょ! じゃあ、今度は二人で味見」
砂糖のさじ加減に感心していると、旦那様はホイップクリームを私のお口へ口紅のように塗り悪戯してきて、それから、帰りのキスをするように唇と唇を重ね、二人でまろやかな味のホイップクリームを味わうように舌と舌を絡めてきた。
ホイップクリームの甘さとまろやかさ。
旦那様の柔らかい唇と舌肉。
口移しでホイップを舐めているようなエロチシズム。
思ってもいないそんな恍惚させるキスに、私と旦那様は少し興奮し出して、甘い味がする舌に舌を絡め、お互いのお口の中へホイップを行ったり来たりして、舌を絡ませた。
しかしながら、まろやかなホイップクリームは直ぐにとけて無くなってしまう。
「美味しいから、もう一回!」
旦那様はまたホイップクリームをお口に含み、唇と唇を重ね、口移しでホイップクリームの味を確かめる。
今度は、私の唇にホイップを塗るような悪戯ではなく、しっかりとした口移し。
生クリームの甘くてまろやかな味が口の中に広がると、共に旦那様の舌と私の舌が絡み合い、美味しい生クリームの味も広がる。
まろやかな甘さに、ねっとり柔らかい舌触りのエロティックな口移し。
私は、今夜も心地好いえっちな肌の戯れをしようと、考えながら帰って来たからか、どこかムラムラした気分が残っていて、たちまち火が付いたようにえっちしたい気分となり、甘えるように旦那様の頭を抱きしめながら、舌を絡め合わせるホイップクリームを味わう。
「はぁぅん… はぁぅん…」
それも、あっという間にお口の中ですぐにとけて消えてしまう。
「よし! 美味しいを確認できたから、ケーキを作ろう」
旦那様は恍惚させる口移しの味見が終わると、直ちにスポンジを平皿に乗せて、いちごケーキを作ろうとする。
折角、恍惚な口移しでえっちしたい気分が盛り上がって来たのに、まだケーキの形にもなっていないスポンジが私の気分を邪魔して台無しにする。
スポンジのくせにぃ~
とても悔しいからホイップを唇に乗せて
「食べて!」
と、スポンジに負けないように、甘えた声でおねだりする。
旦那様は私の顔をニコっと見てから
「いいよ」
と優しい声で答え、唇を重ねてくれた。
また嫌らしく舌を行ったり来たり、口移しをして、ホイップクリームを味わう。
「えへへ… もう一回…」
「何回も味見したら、ケーキが出来上がる前にホイップが無くなっちゃうよ。
余ったあとでね」
旦那様はへんたいチックな裸エプロンなのに、えっちしたくないのだろうか。
私はえっちしたいのに、強制的にお預けされた。
「ゔ~」
お預けされて悔しがっていると、私をほったらかしにして、旦那様は楽しそうな笑み浮かべながら、イチゴケーキの土台となるスポンジに、出来上がったばかりのホイップクリームを乗せ、薄く伸ばし、スライスしたイチゴを乗せ、一層目のケーキを作っていく。
「もう!」
前回の話・78話「 新触感!水風船のような純金袋 」
79話 ホイップクリームでえっち編 その1
「旦那様の裸エプロンとケーキ作り」
※約3500字
◇
―――翌日の夜
レストランの営業が終了してから一人でレジを締めていたら、ふと昨夜のとても幸せになった肌の戯れを思い出してしまい、もう店には誰もいないのに顔を紅く染めてしまった。
顔を紅く染めながらも、今夜も心地好い肌の戯れをしながら旅行中に撮った写真を選びたいと、えっちな想像を膨らませた。
えっちな想像を膨らませている内に、旦那様の肌の温もりが恋しくなって、気分がムラムラして来たから、急いでレジを締め、想像を膨らませながら家へ帰った。
「ただいま~」
「おかえり~」
えっちなこと考えつつも、いつもと変わりなく帰りのあいさつを玄関で済ませると、何だかキッチンからシャカシャカと泡立て器で何かを作っている音が聞こえた。
なんだろう…
いつもなら旦那様はお風呂上がりでくつろいでいるはずなのに何か作っている。
今日は遅い時間まで残業して帰りが遅くなってしまい、今晩御飯を作っているのかなとキッチンへ足を運ぶ。
「へんたい!」
旦那様は素っ裸の上にエプロンだけをかけた『裸エプロン』の姿で何かを作っていた。
「ん~なんだろうな~、ただいまの次にへんたいって。とても僕に失礼だと思わない?」
「ううん。失礼じゃないよ。だってへんたいなんだもん。
うふふ… どうして、裸エプロンなのかな? 」
「今、お風呂から上がったばかりだから」
「意味がわかんない。いつもならお風呂上りは下着をつけてパジャマ着てる」
「うん。そうだね。僕が少し言葉足らずだった…。正しくは、まだお風呂に入っている際中…」
「また意味わかんないこと言う。どういうこと?」
「どういう事って、今ケーキを作っているところ。
今日、会社の知人から冷凍のスポンジケーキをもらったから、ケーキ作ろうと思って、帰りにいちごと生クリームを買って来たんだけど、ケーキなんて作ったことないからどうしようなって悩むながらお風呂入っていたら、何かピンっと閃いて、忘れないうちに今イチゴケーキを作り始めたところ」
「ふ~ん~。 それで今ホイップを作っていたところなんだー」
「そう! 裸エプロンでホイップ作り!」
旦那様は何を思ったか変なポーズつきで答えてきた。
「うふふ… へんたいさん。 裸でいたら風邪ひくよ!」
「大丈夫V! なぜなら… 裸エプロンでホイップ作り! だから」
旦那様は片手でボールを抱えながら、もう片方の手でピースサインを作り、変なポーズを私に見せながらそう言ってきた。
私も裸エプロンをする時があるけど、旦那様は何かへんたいチックに目覚めて、裸エプロンがお気に入りになってしまったのだろうか… 少し怖い…
ともあれ、今は旦那様がケーキ作りをしていることが肝心。手伝ってあげなければ…
「うふふ… へんたいさん。
実は手でシャカシャカしなくても、電動の泡立て器ならあるんだな。うふふ…」
「え? そうなの?… それを早く言ってよ」
「早く言ってよも何も、私は今帰ってきたばかりで今裸エプロンでいることを知ったんだよ。へんたいさん」
「そんなにへんたい、へんたいって言わないでよ。
そんなことより電動の泡立て器があるなら出して、早くイチゴケーキ作らないと眠るの遅くなっちゃう」
「こんな時間に、ケーキ作りを始めたのが悪いんじゃないかな…
ねぇ、イチゴケーキってイチゴをカットして乗せるだけのケーキ?」
「うん。そのつもりだけど… 」
「うーんー、そっかー。
電動の泡立て器はあるけど、しぼりが無いから、綺麗に仕上げられないかも…
もう、仕方ないな~、私も手伝ってあげる~」
旦那様が裸エプロンでいた衝撃で、思い出の写真を見ながら肌の戯れをしたかったことなど忘れて、今夜は仲良くケーキ作りをすることになった。
「でも、どうしてイチゴケーキなの? 実家ではケーキを作らないけど水菓子なら作ったことあるでしょう? その用量でケーキも作れるんだよ」
「うん。ゼリーを作ってスポンジに挟めるか、ゼリーの上にスポンジを乗せるのも考えたんだけど…
一番簡単かなって思って…」
「簡単だけど… 道具がないよ」
「道具がないからポン乗せ出来るイチゴケーキなんだよ」
「そんなことだと思った。
じゃあ、私が生クリームを泡立ててホイップを作るから、二層になるようにスポンジを切って、イチゴもきれいにへた取って、スポンジに挟められるようにスライスしてね」
「うん。わかった」
旦那様がいちごを切り始め、私は電動の泡立て器でブィーンと生クリームを泡立てホイップクリームを作る。
ホイップクリームを作りながら、旦那様がいちごを切っている後姿を見たら、へんたいチックなのにさらにへんたいチックに見える。
旦那様を前から見るとエプロンがあるから裸エプロンって分かるけど、後姿はエプロンの肩掛け紐だけだから、何となく旦那様が紐で結ばれて縛られているようにも見える。
さらに、一歩下がって、へんたいチックな旦那様の姿を足のつま先から頭の天辺まで眺めると、引き締まったお尻の間から、無毛の金袋がブランブランとぶら下げているのが見えた。
その姿は、まさにへんたいだけど、どこか変にエロいて言うか、変にムラムラしてくる。
へんたいチックな旦那様を確認するように見ていたら、あっという間にホイップが完成した。
「こっちはできたよ。いちご切り終わった?」
「うん。こっちもできた」
「じゃあ、切ったスポンジを大きい平皿に乗せて」
「その前にホイップの味見したい」
旦那様がそう言うと指でホイップをすくい、ペロッと舐めて味見をした。
「美味しい! さすが俺! 調度良い甘さ加減が素晴らしいね!」
旦那様がとても満足した様子で、また味見をするものだから、私も釣られて味見をしたくなり、ペロッと味見をした。
「美味しい!」
私はそのまま旦那様から引き継いで生クリームをホイップクリームにしたから、思いの外、美味しかったので少し驚いた。
「でしょ! じゃあ、今度は二人で味見」
砂糖のさじ加減に感心していると、旦那様はホイップクリームを私のお口へ口紅のように塗り悪戯してきて、それから、帰りのキスをするように唇と唇を重ね、二人でまろやかな味のホイップクリームを味わうように舌と舌を絡めてきた。
ホイップクリームの甘さとまろやかさ。
旦那様の柔らかい唇と舌肉。
口移しでホイップを舐めているようなエロチシズム。
思ってもいないそんな恍惚させるキスに、私と旦那様は少し興奮し出して、甘い味がする舌に舌を絡め、お互いのお口の中へホイップを行ったり来たりして、舌を絡ませた。
しかしながら、まろやかなホイップクリームは直ぐにとけて無くなってしまう。
「美味しいから、もう一回!」
旦那様はまたホイップクリームをお口に含み、唇と唇を重ね、口移しでホイップクリームの味を確かめる。
今度は、私の唇にホイップを塗るような悪戯ではなく、しっかりとした口移し。
生クリームの甘くてまろやかな味が口の中に広がると、共に旦那様の舌と私の舌が絡み合い、美味しい生クリームの味も広がる。
まろやかな甘さに、ねっとり柔らかい舌触りのエロティックな口移し。
私は、今夜も心地好いえっちな肌の戯れをしようと、考えながら帰って来たからか、どこかムラムラした気分が残っていて、たちまち火が付いたようにえっちしたい気分となり、甘えるように旦那様の頭を抱きしめながら、舌を絡め合わせるホイップクリームを味わう。
「はぁぅん… はぁぅん…」
それも、あっという間にお口の中ですぐにとけて消えてしまう。
「よし! 美味しいを確認できたから、ケーキを作ろう」
旦那様は恍惚させる口移しの味見が終わると、直ちにスポンジを平皿に乗せて、いちごケーキを作ろうとする。
折角、恍惚な口移しでえっちしたい気分が盛り上がって来たのに、まだケーキの形にもなっていないスポンジが私の気分を邪魔して台無しにする。
スポンジのくせにぃ~
とても悔しいからホイップを唇に乗せて
「食べて!」
と、スポンジに負けないように、甘えた声でおねだりする。
旦那様は私の顔をニコっと見てから
「いいよ」
と優しい声で答え、唇を重ねてくれた。
また嫌らしく舌を行ったり来たり、口移しをして、ホイップクリームを味わう。
「えへへ… もう一回…」
「何回も味見したら、ケーキが出来上がる前にホイップが無くなっちゃうよ。
余ったあとでね」
旦那様はへんたいチックな裸エプロンなのに、えっちしたくないのだろうか。
私はえっちしたいのに、強制的にお預けされた。
「ゔ~」
お預けされて悔しがっていると、私をほったらかしにして、旦那様は楽しそうな笑み浮かべながら、イチゴケーキの土台となるスポンジに、出来上がったばかりのホイップクリームを乗せ、薄く伸ばし、スライスしたイチゴを乗せ、一層目のケーキを作っていく。
「もう!」


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