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シャルルのlovely日記

私と旦那様のえっちな日常

モッコリと出会い
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冴えない童貞 ~Sei教師と愛の祈り~
1話「モッコリと出会い」

 真夏の猛暑が厳しい日曜日。

 両親を亡くし5LDKの家を相続した冴えない男がどこにも出かけず、家の一室に籠ってパソコンの前に座っていた。

 その男の名は、冴木良太(さえき・りょうた)35歳。

友人がいないばかりか、女のおの字も女性に縁がない独身で、一人ぼっちが当たり前の人生を35年も送っている。
これと言った趣味も無く、淡々と冴えない毎日を過ごしていた。

 そんな冴木良太が今日も冴えない休日だと自覚しながら、暑い昼下がりに冷たいシャワーを浴びて涼を取った後、そのままパンツ一丁でインターネットのイメージトレーニング映像を見ながら、来ることが無い夢のトレーニングに励み、右手を忙しく動かしていた。


 ピンポーン


 だんだん気持ち良くなり、ハァハァと息が荒くなってきたところで、家のチャイムが鳴った。

「誰だろう…」

 良太は友人がいないから誰も遊びに来ることは無い。通販で何か買ったかと思ったが、買った記憶もない。何かの検針か点検とも思ったが、今日は日曜日。来るわけがない。と、すれば、在宅を狙った訪問販売だろうか。
気持ち良くなって来て、このままトレーニングを続けたいところだが、とりあえず出て見なければと、Tシャツだけを着て玄関へ急いだ。

「は~い。
 ちょっと待ってくださいね~」

 ドアの向こうから男性の声が聴こえた。
 留守では無かったと胸をなで下ろし、暑い日差しの中、その声の持ち主を玄関の前で待っていると、ガチャっとドアが開く音が聞こえ、私(28歳)より少し年上だろうか、同じくらいの歳に見える男性がドアの向こうから、こちらを覗き

「どちら様ですか?」

と、不思議そうな顔をしながら玄関から出てきた。

「こんにちわ」

 訪問販売だと思ってドアを開けてみれば、スラっとした長身の女性が玄関の前で立っていて、こちらの顔を見るやニコッと微笑んであいさつをしてきた。

「こんにちは」

 良太も綺麗な女性に釣られて挨拶を返した。

 訪れてやって来た女は家人の驚いた顔を見て、目的が目的なだけにすぐ断れないようあいさつをしたものの、チラッとTシャツの下からボクサーパンツが目に入り、下着姿だったことでドキッと驚いてしまった。
 毎日、暑い日が続くからTシャツとパンツ姿で過ごしていたのだろう。夫もよくしている。そう思い、気を取り直して、少しでも話を聞いてもらえるようニコッと微笑んで見せた。

「は、はじめまして。
 わ、わ、私、五丁目からやってまいりました。桃木愛莉(ももき・あいり)と申します。
 今日は、この辺を歩いてまして……」

 パンツ姿の家人に怪しまれないよう話始めたものの、視界に入るボクサーパンツが目を疑うくらい大きくモッコリしている。つい、気になってチラチラ見てしまうが、そんなにチラチラ見ていたら、折角、出てきてもらった男性へ失礼になる。少し言葉を詰まらせてしまったが、それ以上気にしないよう、ドアを閉められないよう、愛嬌良く話を続けた。


「はい… 五丁目から…」

 見惚れるくらい綺麗な女性が何用で来たのかと思ったら、五丁目からやって来たと言った。
 ここは三丁目。同じ町内だ。
 同じ町内の綺麗な女性が何用で来たのか、今のところ分からないから、失礼にならないようしっかり耳を傾けた。
 しかし、訪問販売だと思ってすぐに帰ってもらおうと、Tシャツだけ着て出たのが災いになり恥ずかしくもなる。部屋に戻って何か穿いて来ようと思ったが、どういう言い訳して良いのか分からないし、言ったところでパンツ姿を見せることには変わりない。近所の綺麗な女性だからこそ、パンツのモッコリを隠したい。モソモソ恥ずかしがっていてはモッコリに気取れてしまうだろう。

 良太は思い切ってこのモッコリが当たり前だという態度で耳を傾けて見せた。


「―――お時間、大丈夫でしょうか?」

 愛莉はパンツのモッコリを気にしないよう男性の顔を見て話を続けているうち、自分好みのキリっとした男らしい目鼻立ちでイケメンだと気付いた。しかも、バランスが良いスタイリッシュな体型だから尚更良い。
 今までいろいろなお宅を訪問して、いろいろな男性と会っているが、好みのイケメンと出会うことはほとんど無い。
 今日は珍しく好みのイケメンと出合えて、少し浮かれる気持ちになっていたのが、モッコリを隠さないで堂々としているから、こっちが怖気づいて恥ずかしいと思っていた。

「はい…」

 良太は失礼にならないよう長い話に相槌を打ちながらも、イメージトレーニングの邪魔をされたから、その仕返しにこの綺麗な女性をイメージトレーニングのおかずにしようと目に焼き付けていた。

 おかずになる女性は、良太よりも少し背が低い160cmくらいでスラっと背が高く、細いわりには豊かな胸をしていて良いスタイルをしている。
 綺麗な顔立ちは、大粒のきれいな目とパッチリ二重が特徴的で、プードルのようなシュンとした犬顔をしている。そのキレイな顔が良く見えるように長い黒髪を後で縛って、細い首筋を出して色っぽい。

 顔から目を下げると、日差しを避けながらも涼を取るためか、網目が細かいメッシュのカーディガンを羽織り、網目から二の腕の白い肌が透けて見える。インナーはタンクトップだろうか。そのタンクトップの襟から、細長いキレイな鎖骨、そして、ふっくらしている胸元の肌が見え、男心を踊らせる。間近で見ることが無い生の胸元だからこそ、男心が喜んで増々モッコリが大きくなると言うものだ。

 パンツをモッコリさせながら下半身へ目を運ぶと、残念ながらお洒落なワイドパンツを穿いていて、女性らしい下半身のラインが見えなかった。細い腕には、日傘とカバンをぶら下げている。

 全体的に見ると、落ち着いたお洒落感があり、雰囲気的に綺麗な人妻だろうと思えた。

 いくら綺麗な人妻に見えようとも、トレーニングのおかずにするのだから関係ない。
 もっとふっくらした色白の胸元を見たいと、タンクトップの襟を覗く。
 すると、透き通るような白い肌から小粒の汗をかいているのを見つけた。

 外は立っているだけでも汗が出てくるほど暑くてたまらない。
 その暑さを我慢して汗をかいているのを見て、卑猥なことを想像させる。

 思わず想像し過ぎて、パンツの前開きから鬼棒が出てしまうくらいビンビンに起たせてしまった。


「実は私、キリス秘宝教の信徒で少しお話が出来たならと、こちらのお宅をお伺いさせてもらいました。
 もし、よろしければ、このままお話を続けてもよろしいでしょうか?」

 愛莉はパンツの中がどうなっているか知らず、「はいはい」と素直に話を聞いてくれるから、本来の目的でもあるキリス秘宝教の話に切り替えるためさり気なく話題を変えた。

「いいですよ。
 今、暇しているところでしたし、これから出かける予定も無いですから…」

 良太はニヤッとそう返事しながらも、こんな機会は滅多にないからチラ見を止めないとしない。
 女のおの字も女性に縁がない冴えない童貞だからこそ、ふっくらした生の胸元をしっかり目に焼き付けて、あとでトレーニングのおかずにしようと企んでいる。

「ありがとうございます」

 愛莉はしばらくキリス秘宝教と言っただけで話を聞いてもらえずにいたから、宣教師として聖書の話ができることに喜んで頭を下げた。しかし、目に入らないようにしていたモッコリが目に入ってしまった。そればかりか、先ほどよりもモッコリが大きくなってモッコリ山になっている。

『デカい… 
 どうして、この暑い中、さらに大きくなることがあるのだろう…』

いつまでも目を見開いて驚いている訳にはいかないので、腕にかけているバックから聖典を取り出し、モッコリ山を視界に入れないよう平然と聖典を開いた。

「私達の聖典はご存知でしょうか?」

「存在だけは知っています… 」

 愛莉が何か動作するたび、タンクトップの襟から谷間が見えそうになる。
 良太は冷静な態度で応じながらも、もっとタンクトップの中を見たいと、一歩近づいて覗き込んだ。

「ありがとうございます。
 私たちの聖典はですね…… 」

 愛莉も返事を返しながら、先輩の宣教師達から『女一人で宣教活動する時は気を付けなさい』と注意されていたことを思い出した。その注意とは、今まさに一歩近づいて来たモッコリ山のことだろう。
 先輩たちの忠告通り、モッコリ山を警戒しながらも、イケメンの良太が興味津々に聖書を覗いてくるから、なぜキリス秘宝教が誕生したのか、得意気になって創始者であるキリス様の誕生から語り始めた。

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