目次・全編タイトル目次・海でLoveLoveキャンプ編私と旦那様の日常
~海でLoveLoveキャンプ編~
13話「プロレスごっことちちポロリ」
旦那様がいっぱい射ってすっきりしたら、今度は海で遊ぶ番。
何して遊ぼうかなと、ワクワクしながら花柄の常夏を思わせるようなホルターネックのビキニに着け直す。
そして、大きい乳袋をユサユサ揺らしながら、ザブーンザブーンと小波が打ち寄せる海へダッシュする。
砂浜が熱くて火傷しそうだけど、健康に良さそうだから熱くても我慢。
「わぁ―――あ―――!」
大きい声を上げて、ヒヤッと冷たい小波の中へ勢いよく駆け出して行く。
「きゃあ―――!
つめた――い!」
肌がジリジリ焼けるぐらい陽射しが強いから、海に一歩入っただけでブルっと鳥肌が立つ。だけど、その冷たさが気持ち良い。
そのまま白く泡立つ小波をバシャバシャ蹴って涼んでいると、旦那様が遊ぶ気満々で私の浮き輪を持ってやってきた。
「お~い。ちゃんと準備運動した?
ちゃんと準備運動しないと身体に悪いよー!」
大きな声が耳に入り振り向くと、旦那様が波打ち際で準備運動を始めていた。
それを見た私は、一緒に遊べるのが嬉しくて、旦那様の隣に並び、見よう見真似で準備運動の真似をする。
そして、かけ声も旦那様の顔をニヤニヤ見ながら真似する。
「1、2、3、4。 2、2、3、4… 」
「1、2、3、4。 2、2、3、4… 」
「ん~、脚の裏筋が痛い… こりゃあ、運動不足だな」
「ん~、あしのうらすじがいたい… こりゃあ、うんどうぶそくだな」
「ねぇ、なんで真似するの?」
「ねぇ、なんでまねするの?」
「ふーん。そう…」
「ふーん。そう」
ニヤニヤ微笑みながら、かけ声まで真似するから、旦那様がムッと不機嫌な顔して私の顔を見つめる。
私も不機嫌な顔を真似して旦那様の顔をジッと見つめ返すと、また筋を伸ばして準備運動を続けた。
「1、2、3、4。1、2、3、4…… 」
「1、2、3、4。1、2、3、4…… 」
「ぱいぱい揺れていいねー」
「ぱいぱいゆれていいねー」
「ぱいぱいポヨンポヨン、タプタプぱいぱい、ポヨンポヨンプルンプルン… 」
「ぱいぱいポヨンポヨン、タプタプぱいぱい、ポヨンポヨンプルンプルン… 」
「よーし。準備運動終了~。 さて、何して遊ぼうかな?」
「よーし。じゅんびうんどうしゅうりょう~。 さて、なにしてあそぼうかな」
「ねえ、いつまで真似するつもり?」
「ねえ、いつまでまねするつもり?」
いつまでも真似して遊んでいるから、旦那様がムッとした顔で私を見つめる。
私も見つめ返すと
「ふーん…
これなら、どうだ!」
と、いきなり私をギュッと抱き上げて、バシャバシャと波の中へ駆けて行った。
「きゃあー だっこ~ たのしい~」
早速、抱っこして遊び始めたから楽しくて、大声を出して喜んでいたら
バシャ―――ン!
突然、波の中に放り投げられた。
私の華奢な体が海の中に沈む。
顔まで海の中に入ってしまったから、慌てふためいて立ち上がろうとするも、なかなか立てない。
「びぁあああああ――――!
たすけて~ぇ~ おぼれる~ 」
「大丈夫だよ。こんな所で溺れないから 」
手足をバシャバシャして溺れている様子を見かねた旦那様が手を引っ張って立たせてくれた。
立って見ると、太ももぐらいの深さでバシャバシャ溺れていたのが恥ずかしい。
「どう? 今の真似できる?」
深くないとは言え、手足をバタバタして溺れてしまったからハァハァと息が切れて、少し海水を飲んでしまいお口の中がしょっぱい。乾いていたツインテールもビショビショ。
いきなりプロレスごっこを始めるなんて、ゆるせない!
「わたしをいきなりなげて、まねできるじゃなーい!
ふいうちひきょう!
おぼれてしぬかとおもった! 」
「卑怯も何も、今の真似できないなら俺の勝ち。
真似してごめんなさいは? 」
どうやら、ものまねがとても嫌だったみたい。その所為で私を海に投げ飛ばしたらしい。
「ノンノン、ノンノン。
ぜんぜんくやしくない。
このぐらい全然へいきー」
指を横に振りながら強がって見せるも、内心では、とても悔しい。今すぐにでもやり返したい。
勝ち誇って油断している旦那様に飛びつき、投げ返してやろうと力を入れる。
しかし、重くて投げられない。
「ぐぐぐ… おもい… 」
重いだけではなく、思いつきで抱きついたから、どうやって投げるかもわからない。
夜な夜な女子プロレスを見ているのだけど、勉強不足…
「あーははは。
どうやら、真似できないみたいだね。
俺の勝利―――!
それじゃ… 」
バシャ―――ン!
また投げ飛ばされた。
「びぁああああああああ!
ひきょうものー! 」
「あーははは。
真似できないのが悪い。
またしても俺の完全勝利―――!」
旦那様がガッツポーズを見せてくる。
女の子を投げ飛ばしといて、勝ち誇っているから、すごくムカつく。
またやり返そうと、旦那様に抱きつくも、重くてビクともしない。
「ぐぬぬ…」
力を入れて頑張っていたら、女子プロレスでやっていたバックドロップをふと思い出した。
この深さならバックドロップをしても怪我をすることは無い。
隙を見て旦那様の背後にクルっと回り込む。
「ん?
今度は、後ろから抱きついて何がしたいのかな?
そんなことじゃ、俺はビクともしないよ」
バックドロップのイメージはしっかり出来ているのに、旦那様が重くて投げられない。
「ぐぬぬ…」
「あーははは。
何もできないようだね。
では、お手本を見せて上げよう!」
胸を張って勝ち誇っている旦那様が、スルリと力いっぱい抱きついている私をかわして、何をしてくるかと思えば、私の背後にクルっと回り込んむ。そして、私の軽くて細い身体を軽々と持ち上げた。
その瞬間、体が宙を舞い、青い空が見える。
バッシャ―――ン!
旦那様のバックドロップ。
「ぶぁあああああああ!」
三回目も投げられた―――!
とても頭きたから、勢いよく海の中からバシャーンと飛び上がり、髪の毛ビチャビチャのまま、旦那様の背後に回り込んでバックドロップを仕返す。
「おのれ~ なんかいもなげやがってぇ~
このぉ~、ひきょうものめぇがぁ~!」
しかし、いくら力を入れても重くて投げられない。
「フフフ。ぱいぱい押し付けて何がしたいの?」
可笑しい…
女子プロレスでは、いとも簡単にバックドロップをやっているのに、全然持ち上がらない。ビクともしない。
バックドロップのイメージは、しっかり出来ているのに、どうして…
「あーははは。
また何もできないようだから、俺のターンかな 」
バッシャ―――ン!
またクルリとかわされて、きれいにバックドロップされた。
「ぶぁあああああああああああ!」
「ずるい! ずるい! ずぅーるぅーいぃー!
わたしもなげるぅー!
なげさせろー! 」
旦那様が意地悪な顔して、プンプン怒っている私の顔をニコニコして見つめ
「ずるいって言われてもなー、真似できないのが悪い。
もう一回、お手本を見せてあげようか? 」
と、揶揄って(からかって)くる。
もう頭きたから、正面からバーンと飛びついて、華奢な四肢で体格が良い旦那様をゆらゆら揺らす。
しかし、旦那様が踏ん張ってビクともしない。
「うりゃあ~! うりゃあ~! たおれろ~! 」
「俺を投げ飛ばそうと、体重をかけて揺らしているようだけど、そんなことじゃビクともしないよ」
「ひきょうものめぇ! ぜったいたおしてやるー! うりゃあ~!」
「ほら。もっと力入れて。
もっと本気出さないと、俺はビクともしないよ。
…うんうん。押し付けられているぱいぱいがきもち良い…
ほら。もっと力入れて。
それとも… 」
旦那様がニヤリと笑みを見せてくる。
そして、ユラユラ揺らしている私をギュッと抱きしめてきて、チュッチュッとキスをして邪魔してくる。
「じゃまするなー! やめろー! キスなんてしたくなーい 」
チュッチュッしてくるキス魔を避けながら
「うりゃあ~! うりゃあ~!
たおれろー! たおれてしまえー!」
と、体格が良い旦那様をゆらゆら揺らし続ける。
そうして、プロレスごっこをしていたら、旦那様もろとも大きな波にのまれてしまった。
「ぎゃあああああああ! 」
体がグルグル回り、目も回る。
もうだめ、息ができない。
もう死ぬと思ったら、手が届く浅いところまで流された。
状況がわからないまま立ち上がって見ると
なんだか開放感が…
嫌な予感がして下を見てみると、大きい乳袋が丸見え。
目玉焼きのような桃色の◎凸乳肌(ちくび)まで丸見え…
「わーあっ!」
慌てて丸見えの乳袋を両腕で隠し、周りをキョロキョロ警戒した。
「今の瞬間、最高―――!。
やっぱり、ぱいぱいポロリはいいねー
男のロマンが詰まっている…」
一緒に波にのまれた旦那様がスケベな顔して、乳袋を隠しているところを覗いてくる。
「うるさい。こっちみるな」
「うんうん。きもち良いぱいぱいが思いきりポロリしちゃったから機嫌悪いのかな?
大丈夫だよ。誰もポロリの瞬間を見ていなかったから。
それよりも、ビキニの中では、そんな風に◎凸乳肌(ちくび)が起っていたんだね」
旦那様が揶揄い(からかい)ながら◎凸乳肌を触ろうと近寄ってくる。
私は乳袋を見られているような気配を感じたから、誰もいない沖の方を向いてビキニの着け直す。
急いでホルターネックの紐を結び直していると、旦那様が背後から手を伸ばしてきた。
「じゃまするなー! あっちいってろー! 」
プンプン怒ってみせるも、乳袋を触ろうと邪魔してくるから、旦那様から逃げ出した。
「こっちくるなー!」
しかし、大きい乳袋をポロリしないようにビキニを押さえて、小波の中をバシャバシャ走っているから、すぐ旦那様に捕まってしまう。
「フフフ。捕まえた~ いくら逃げてもムダ~」
旦那様がニヤニヤすけべな顔して、強引に◎凸乳肌を触ろうとしてくる。
「ちちさわるな! やめろー! ちちみられる! 」
旦那様の手を強引に振りほどいて、また逃げ出す。
「こっちくんなー!」
「待て―――え―――い!」
「またな―――い!」
誰もいない方向へ小波を蹴りながら逃げ回る。
そうして、バシャバシャ逃げ回っていると、運悪く大きな波がやってきて、立ち往生してしまった。
「いくら逃げてもムダ~!」
旦那様が追い付き、背後から私をギュッと抱きしめると、大きな波がもう目前。
「きゃあああああああ」
波にのまれる。
まだビキニを直していないのに、今度はポロリどころじゃない。完全に乳袋が丸出しになる。
やばい…
そう思った瞬間、旦那様が私を抱えてシャンプした。
波に少し押されてフワッと後ろに流されたものの、波に飲まれること無く大きな波を乗り越えられることが出来た。
「今の危なかったね。また波に飲まれるところだった」
ひと安心する間もなく、旦那様が乳袋をムニュと揉んで◎凸乳肌を触ってくる。
「◎凸乳肌さわるなー! ちちみられるー!」
乳袋を触られないように体を大きく左右に振って抵抗するも、旦那様の手を振りほどけない。
旦那様の太い腕を思いきり掴んで、乳袋を揉まれないように思いきり前に屈んで振りほどく。
すると、重いはずの旦那様がクルリと宙を舞い
バッシャーン!
「ぶはあああああああああああ」
どうやって投げたのか分からないけど、旦那様を投げることができた。
「どうだー! まいったかー!
わたしのだいぎゃくてんがち―――!
ざまぁみろー 」
私は嬉しくてピョンピョン跳ねながら喜ぶ。
旦那様はビショビショ濡れになりながらも、腰に手を当て強がる。
「あーははは。
くちの中、しょっぱい…
どうやら、まぐれで俺を投げることが出来たようだね…
しーかーし!
ぱいぱい丸出し!
俺得でベリーベリーグッドだけど、わざとなの?」
そうだった。
人を避けて誰もいないところまで来たのは良いけど、まだホルターネックの紐を結んでいなかった。
「みるな!」
「いーっや。見る。
見るなと言われても、見る。
そして… 揉む! 」
ぷるんぷるんの乳袋を触りたい旦那様が私をギュッと抱っこして、さらに高く抱っこし直して、目の前に来た乳袋をチュパチュパし始めた。
「しょっぱい…
ぱいぱいしょっぱい…
ギュッと起っている◎凸乳肌も、しょっぱい…
ぱいぱい柔らかくてきもち良いのに、塩辛みたい」
「わたしのちちは梅干しじゃなーい」
揶揄われて、乳袋がくすぐったい。
でも、遠くまで見渡せるぐらい高く抱っこされているから気分は悪くない。
「もっとたかくだっこしてー
たかい、たかい、みたいにもっとたかくだっこするー」
抱っこが楽しいから、もっと高く抱っこするようにおねだりする。
「高い高いして欲しいの?
いいよ。海の中で体重がすごく軽く感じるから、簡単に持ち上がるよ。
ほ~ら~
たかい、たか~い~」
力持ちの旦那様が私を軽々と持ち上げて、たかいたかいをしてくれる。
「きゃはは~ たか~い~
とおくまでみえる~
きゃはは~ たのしい~! 」
見晴らしがよくて、とても楽しい。
旦那様も顔に大きな乳袋が当たって、パフパフしているみたいだから喜んでいる。
だけど、そういつまでも乳袋を丸出しにして遊んでいる訳にはいかない。
「もういい。あきた 」
旦那様がガーンと、とても残念そうな顔してガッカリする。
私はそんなこと知らないから、誰もいない方向を向いてビキニを着け直した。
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